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藤の花房

藤の花房

2017年5月 4日 21:28  posted by quelle chance

お久しぶりです。

実は私の人生の新たな学び、心境の変化があります。

昨年末からどうも悶々としていましたが、様々な学びにより少しずつ自分の中で答えが見つかりつつあります。

昨年末、「ガン患者のためのキレイ学」というイベントのパネリストとして参加させて頂きました。

私はもう30年近くファッションの世界で生きてきたので、オシャレをすることは、毎日の歯磨きと同じくらい大切なものであり、欠かせないものです。病気になったからと言ってオシャレをしないだなんてあり得ない事ですし、オシャレをすることは自分自身を表現する手段なのです。

そして、もちろん今、末期ガンという辛い現実を乗り越えられている原動力は、大好きなおしゃれに関わる仕事をしているからです。

私の作品をキラキラした目で嬉しそうに選んでくれているお客様の姿を見たときに、体調がどんなに悪くてもそれが吹っ飛ぶ程に喜びを感じます。

ああ、祥子さんらしいね。。。その言葉は、何年もかけて自分自身を表現した証であると考えています。

しかし、ガン患者の皆様でオシャレに関心のある人がこんなにも少ないとは。。。ちょっと残念に思いました。私の想いと反してまず、集客の時点で非常に苦戦しました。

あまりに集客率が悪かったので、友人はもちろん、取引先の人にまで声を掛け頭を下げて来ていただく始末。。。情けない。。。

ああ。。。私と言う存在では中々人が呼べないのだな。。。。という現実を目の当たりにしたとき、自分自身をもっともっと高めなければならないと感じました。

同時にこんな事も起こりました。とある乳がん患者の会の方とお話をしていた時の事。。。私のアクセサリーを寄付しますので、販売して活動資金になさっては如何ですか?と提案させて頂いたとき、「患者様達は切羽詰まっている方たちばかりなので、アクセサリーは売れないだろう。。。」とバッサリ斬られました。

えええ~!私、末期がん患者ですよ!一般的に考えれば一番切羽詰まってるんですが。。。でもオシャレをすることが生きがいなのに。。。。こんなにもオシャレの重要度が低いのですね。。。ちょっと残念でしたが、これはその人の経験からくる正直な意見ですから、受け止めたいと思います。

しかし、もしも私が有名ブランドのデザイナーならどうだろう?もしもシャネルやカルティエのデザイナーなら??同じことを言われただろうか? 

そう考えたとき、業界ではそこそこの実績と知名度があったとしても、業界以外の人々から見れば、私など、広場に咲く白つめ草程度のものであろう。そんな私が何かをしようとしても見向きもされないのである。

そんな様々な体験から、私の野望はグツグツと音を立てて煮えたぎる。

ありがとう。悔しさからパワーをもらいました。私は転んでもタダでは起き上がらない女だ。

末期ガン宣告されてからも、どれだけ泥水飲んできたか分からない。

そう、いつだって私は藁をも掴んで起き上がっている。

実際問題、病気が発覚してから、副作用が酷く良い作品が生み出せなかった為、売り上げは激減。

パリから帰った私は、まるで浦島太郎。箱をあけてしまったら、老人になるどころか、一気に末期ガンと転落人生だ。そんな自分、私自身が一番許せないに決まっている。

このまま売れない演歌歌手みたいな状態で死ぬもんか!紅白に出てやろうじゃないのさ!

お陰様で、今副作用が驚くほど軽く、私の頭は冴え冴え!体力、気力共に万全だ!今がチャンスだと思っている。大体今までのペースだと薬の効果が1年持たない。。。もう時間が無いぞ!

私はガン患者を忘れ、自分の野望を叶えるべく、ジュエリーデザイナーとしての自分をもっともっと高めていきたいと思います。

シロツメクサから、大輪の藤の花房のように自分の人生を咲かせてみせようじゃない!

藤の花は見上げて見る唯一の花であると思います。見下ろすのではなく、見上げてもらおうじゃないのさ!!

誰の為でもなく、自分の為に頑張るのだ。

いつ天国からお呼びがかかったとしても、自分の人生を精一杯生き切った!!そう、お天道様に胸を張って言える人生を歩んでいこうと思っています。

今、売れない演歌歌手状態の私でも、私に寄り添い励ましてくれる友人たちに心から感謝です。

お金は無いけれど、「最高の友」という財産は沢山もっている。

ありがとう。本当にありがとう。私はあなた達にご恩返しするまで絶対に逝くわけにはいかないからね!(まだ全然元気だけど!)

こんちくしょ~~明日からもまた前進あるのみ!頑張るぞ!!!

皆様も良い休日をそして最高の人生をお過ごし下さい。

 

*画像は亀戸天神の藤の花。美しかったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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