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最近思う事。

最近思う事。

2017年1月10日 18:58  posted by quelle chance

ご無沙汰しております!ちゃんと生きていますよ!久々のダイアリー更新です。

1月6日エピファニーの日に50歳になりました。そう。。。生きてるんです!!

末期がん人生も2年半が過ぎ、しみじみ思うのは、人間の生命力は本当にすごい!

人はそうそう簡単に死なないのです。(ガン同期生で亡くなった方もいますが。。。)

2014年の夏にいきなりの末期がん宣告で、人生の残務整理に取り掛かっていましたが、なかなか死ねない~~~!!お迎え来な~い!!

私の様に既に末期がんの場合エンドレスな治療とその副作用にお付き合いしなければならない。

そして、もちろん何だかんだ調子も優れない。

そんなガンに侵された「新しい自分」に折り合いをつけるのには時間がかかります。

死んだ方がマシとさえ思います。それほど病を抱えて生きるのは大変。これがきれい事で無く現実。

良く健康な人に言われます。「誰だって明日は分からない!急に明日交通事故で死ぬかも知れないじゃない?」 と。FUCKですよ。

この煩わしい治療、エンドレスの不快感を抱えて生きていくなら、急死できるならその方が楽だと思う。(私はね)

この言葉、何の励ましにもならないんで、治療中の方に向けて発しない方が良いと私は思う。

 

2014年7月4日、パリから日本に本帰国した私の将来の展望は、表参道にサロンをオープンし、3ヶ月毎にパリ、ロンドンを行き来する計画でした。

東京のジリジリと暑い夏の様に希望に満ち溢れ今より遥かに暑苦しい女だったよね。(笑)

そんな希望に満ち溢れた私に下った末期がん宣告は、いきなりパンチ食らわされたなんて甘いもんじゃない。

眺めの良い屋上で素晴らしい景色を見ていたらいきなり突き飛ばされて真っ逆さまに落ちていく感じ。

今まだ途中段階で、下に落ちたら痛いんだろうな。。。。と地面に叩き落ちる時の自分をドキドキしながら想像してる感じでしょうか。

ガン告知だけでもどん底なのにジワジワとガンよりも辛い現実も山の様に押し寄せてきた。

これはあまりに内容が濃すぎてまだ書けないので、私が本当に天国に召される直前にでも書き残そうと思う。

ガンになったら、優しい家族に見守られ闘病生活を送る。。。。そういう麻央さん的な(イメージ)生活が出来る人は幸せです。世の中はそんな人ばかりではない。

私の場合、自営業なので、末期ガンだろうが苦しかろうが、痛かろうが、歯を食いしばって働かなくては食べていけないし治療もできない。

具合が悪くても現実から逃避できないのだ。

だから一番身体に負担のないであろうホルモン治療で延命をお願いしている。幸いそれが効いてくれているので本当に助かっている。

そんな現実的な様々な問題を抱えて沸々としている時、普段は滅多に見ないTVのスイッチをONしてみたら、面白い番組を見ました。

定年後からパリに移住した77歳の森本健一さんが紹介されていました。

何でも彼は画家を目指して60歳からパリに住みだしたのだが、フランス語は全く話せず、年金生活なので、家賃を支払ったら生活費は無く、慈悲団体の無料食事会で毎日の食事をし、毎月かかる生活費は0円!

でも、どんなに貧しくても身だしなみはきちんと!自分を表現する事は忘れていません。

個性的な衣装を着てダリの様な髭を蓄え、カートを引いて街を歩いている姿は中々絵になります。

燕尾服の様なちゃんとした黒いスーツの胸元にパンジーのコサージュが!なんて粋なセンス!

そんな個性的な森本さんに一目ぼれした映画監督のニコラさんが彼の主演映画を製作し、カンヌ映画祭にも招待されたそう。

この映像を見ていて、あ~~パリっぽい!とパリの感覚が蘇ってきました。

パリはお金が無くても楽しめる街です。アーティストにはもってこいの居場所だと思います。

ただし、どんな時も個性を忘れてはならない。パリでは個性が大切。自分らしく、人とは違う何かを持っていなくては、箸にも棒にも引っかからない。

日本人の様に、「今年のトレンド」を忠実に鵜呑みにし、右にならえで同じスタイルをした人々が街に溢れる事はパリではまず考えられない。

人生についてもそう。自分の欲望に素直に行動する人達ですから、結婚というスタイルもあまり意味をなさず、「好きな人ができたから~!」とさらりと欲望の赴くままに動きます。ですから男女ともにしっかりと自立している人が多いです。

私の唯一フランス人の異性の親友ドミニクからも、日本人女性はなぜろくな仕事もせず、専業主婦になりたがるのか?そしてなぜすぐに結婚を迫るのか??と質問攻めにされた。

彼はハンサムで日本語も堪能、フランス国税局勤務のエリートなので、日本からパートナー探しにやって来た語学学校の女学生(といっても大体30代)にはかっこうのターゲットなのである。

話は戻りますが、森本さんも既婚者なのです。奥様と三人のお子さんを熊本に残し、単身夢を追いパリに移住したそう。

森本さんの奥様すばらしい!さすがは九州女!

日本女性は夫と最後まで一緒に添い遂げるのが当たり前と考える人が大多数でしょうが、

私は夫婦だからと言って、自分のやりたい事を諦める人生には大反対。

私も、夫をひとり日本に残しロンドン、パリに夢を追いに飛び出した人ですから、森本さんとは同類(笑)

そんな私に、日本女性から決まって、離婚するのか?どうして離婚しないのか?夫は何をしてる人なのか?生活費はもらっているのか?とか「超ナンセンス」な事ばかり聞かれたりするんですが、仕方がないです。彼女達にはそういう発想しかできないのだから。私の様な人種は摩訶不思議な存在。理解に苦しむのでしょうね。

そんな森本さんを見ていたら、悩んでいるのが馬鹿らしくなってきました。

何より彼は自分の人生を謳歌している。そして77歳にして画家になるという夢を諦めていない。

まさに我が道を前進している。すごいよね!

うん、私ももう一度やってみるよ。

人生を諦めるのはまだ早い。

ガンになった自分に折り合いをつけ、新しい楽しみを見つけ人生を謳歌したいと思います。

もう、健康な時の自分を振り返らない!

思考は必ず現実になる。そう思います。

明日はあしたの風が吹くさ!!

 

画像は私に希望をくれた森本さん。(画像はお借りしました)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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